「Google Search Console」(グーグルサーチコンソール)。
その「ウェブに関する主な指標」の「CLSに関する問題」は解決しなくてもいい?
私の見解についてご紹介します。
CLSに関する問題
サーチコンソールにログイン。
左側から「ウェブに関する主な指標」をクリック。
そうすると下記のような画面が表示されるので、「レポートを開く」をクリック。
『改善が必要』な内容として「CLS に関する問題: 0.1 超(モバイル)」が表示されています。
なお、「CLS に関する問題: 0.25 超(モバイル)」になると『不良』扱いになりますね。
この「CLS に関する問題」が今日お話する内容です。
CLSとは何なのか?
CLS(読み方:シーエルエス)はコンテンツレイアウトの”ずれ”を意味します。
ネットで何かを検索した際、表示が遅いページだと徐々に画面が出てきますよね。
その時、レイアウトがどんどんずれていくことがあると思います。
あの”ずれ”がCLSで、時間がかかりすぎる(遅すぎる)とサーチコンソール上の「ウェブに関する主な指標」で問題視されるというわけです。
ちなみに、CLSは略語で、正式名称は「Cumulative Layout Shift」です。
CLSが遅いと何が問題なのか?
CLSが遅いとページの表示が遅くなります。
そして、ページの表示が遅いほど読者は離れてしまいます。
これを言い換えるならば、読者に読んでもらうためにページ表示は早い方がよくて、CLSも早い方がいいとなります。
実際、自分が何かをネットで調べた時のことを考えてみましょう。
気になるページをクリックしたのに、開くまでに何秒も待たされる。
そうなった時に、そのページを離れて違うページをクリックした経験があると思います。
これは一般的に言えることで、Googleが調査したデータでも立証されています。
(参考となるページはこちら)
このデータによると、3秒以上表示に時間がかかるページは読者が半数近く離れてしまう。
そして、表示に1秒かかるページと10秒かかるページでは、離れる読者の数が倍以上になることが調査結果としてまとめられています。
そのため、Googleもページの表示スピードは速い方がいいと公言しています。
他にも様々な企業などが同様のデータを確認していて、「人は2秒待てない」と言ったお話もありますね。
解決するためにはどうすればよいか?
レイアウトの位置を固定すればOKです。
具体的に言うと、画面に合わせて自動で大きさが変わるレスポンシブな広告枠を固定するとか。
画像などを表示する位置を固定するようにCSSを記載するとかですね。
要は、ずれが起きないようにして表示スピードを上げる対応をすればいいということです。
解決する必要がある?
私の見解としては、解決しなくてもいいです。
もちろん、どちらかと言えば解決した方が絶対にいいと思っています。
ただ、絶対に”必要”かと言えば、そこまで労力をかけなくてもいいと思っています。
致命的な遅さでない限りは、いい記事をたくさん書くことに注力した方が良いです。
ちなみに、私の場合でいうと、サーチコンソールでCLS問題は『改善が必要』レベルです。
そして、実際に自分のブログを確認してみても、めちゃくちゃ早いとは言えませんが、めちゃくちゃ遅いわけでもありませんでした。
また、アナリティクスなどで確認する限り、読者のページ滞在時間も長めです。
他にもいくつか細々した言い訳・・・というか理由(CSSが苦手など)があるのですが、そういった状況を踏まえて、私の結論として改善が急務というわけではなさそうと判断しています。
※余分なプラグイン削除、WebAPIの画像形式導入など表示スピード改善には取り組んでいます。