「Edgeに著作権侵害の報告をしたいけど、どうすればいいの?」
「Googleに報告しておけばOK?」
私が運営しているブログの1つから117記事パクられた時。
Googleに著作権侵害の報告をしてから、ふと気付きました。
あれ?Edgeにも著作権侵害の報告が必要なのでは?
Googleへの通報と同様、Edgeに報告するかは個人の裁量次第ですが、私は報告しました。
今日はその時に行った実際の作業について解説します。
また、なぜGoogleとは別に報告が必要なのか?ピンとこない人に向けたお話もご紹介します。
Edgeに著作権侵害を報告する方法
Edgeに著作権侵害を報告する場合は「Microsoft Legal」からオンラインで行います。
途中でEdgeにログインする必要があるため、ChromeではなくEdgeで進めていきましょう。
ちなみに、ログインのためにはMicrosoftアカウントが必要です。
途中で作成するか、事前に作成しておきましょう。
※Microsoftアカウントの作り方は今回の主題ではないため割愛
※Legal:法律などの意味。Googleだと「Google Legal」とかがある。
Edgeの著作権侵害の報告手順
「Microsoft Legal」の「マイクロソフトへの侵害の報告」ページから報告します。
下記のボタンから対象ページへ移動。
※「Reporting Infringement to Microsoft」で検索すると出てくる英語ページ
「Bingへの報告」をクリックしてBingWebmasterToolsに移動。(画像は翻訳した状態)
この時、Microsoftアカウントでログインが必要。
著作権侵害の報告内容を入力。
「Contact information」は自分の連絡先。
「Identification of the copyrighted work」は自分の著作物の権利主張。
※入力例:117記事分のブログ記事が丸々コピーされていた山田太郎さんの場合
入力or選択項目 ※一部簡略化中 | 意味 ※ざっくり翻訳 | 入力or選択内容 ●●は自分に合わせて修正 |
Search Type | 著作権侵害を受けた著作物 | Web |
Your first name | 名前(名) | Taro |
Your last name | 名前(姓) | Yamada |
Full name of ~ | 名前(フルネーム) | Taro Yamada |
Country | 国 | Japan |
Email address | メールアドレス | ●●(Gmail等でもOK) |
Type or work | 著作物の種類 | Text |
Title of work | 著作物の名前 | ●●(記事タイトルでOK) |
Authorized example~ | 著作物の場所 | ●●(記事URLでOK) |
Description | 詳細説明 | ●● |
※Description例:「私のブログ記事が無断転載されています」を英語で送る場合
(日本語でもいいかもしれませんが、英語ページなので一応英訳しています)
My blog article has been reprinted without permission.
【blog URL】
https://~~~/
【blog article URL】(TOTAL 117 URL)
https://~~~/~~~
https://~~~/~~~
・・・
「Location of the infringing material」は著作権侵害をしているパクリサイトの情報を入力。
※「URL(s) you are asking us to remove」に削除してほしいURLを記入。(10件まで)
※11件目以降はテキストファイルにまとめて「Bulk Submission」の「ファイルの選択」に添付。
※テキストファイル例は下記の通り(件名は「remove_targetURL(total117).txt」など)
「Required statements」は誓約など、内容を理解してチェック⇒署名⇒送信をクリック。
※「Good Faith Belief」は誠実な訴えであること。
※「Authority to Act」と「512(f) Acknowledgement」は嘘の報告ではないこと。
(もし嘘なら偽証罪で罰せられたり、損害賠償を負う可能性を理解していること)
※この報告が著作権を侵害していると思われる人物、第三者、一般人などと共有される可能性を理解して、納得したら「Signature」に山田太郎さんなら「Taro Yamada」と署名
下記のようにStatusがPending(保留中)として受け付けられたらOK。
Edgeの著作権侵害報告後の状況確認
BingWebmasterToolsで報告内容の状況確認が可能です。
Approved(承認済み)になっていればOK。
※パクリページがEdgeにインデックス登録されている場合
事前に「url:パクリページのURL」などでインデックス確認しておけば、
報告の承認後に再度確認して、処理状況をチェックできます。
※Chromeは「site:確認したいURL」、Edgeは「url:確認したいURL」でインデックス確認可能
なぜGoogleとは別に報告が必要なの?
Edgeは検索エンジンが異なるため、著作権侵害を報告する場合、Googleとは別に手続きが必要です。
そもそも、私たちがEdgeやChrome、Safariなどのブラウザで何かを検索した時。
検索結果画面が表示されるのは「SEO」と呼ばれる「検索エンジン」が動いているからです。
この「SEO」とか「検索エンジン」は、「SEOエンジン」とか「SEOシステム」と呼ばれたりもします。
そして、検索エンジンにはいくつかの種類があって、ブラウザごとに異なります。
代表的なものを開発元の会社と併せて、簡単にまとめると下記の通りですね。
ブラウザ | ブラウザ開発元 | 検索エンジン | 検索エンジン開発元 |
Chrome | |||
Safari | Mac | ||
Edge | Microsoft | Bing | Microsoft |
※ブラウザの設定で検索エンジンの変更は可能だが、今回は基本的な組み合わせでご紹介
そして、Googleに通報した場合、Googleの検索エンジンからパクリサイトを除外することが可能です。
そうすると、Googleの検索エンジンを使うChromeやSafariなどのブラウザには、パクリサイトが表示されなくなります。
ただ、Edgeのブラウザが使う検索エンジンはBingなので、パクリサイトが表示されるかもしれません。
そのため、Googleとは別に報告するための手続きが必要になります。
なお、日本国内の2022年時点のブラウザシェアは、Chromeが約5割、Safariが約3割、Edgeが約1.5割といわれています。
これを踏まえると、Edgeは別にいいや・・・と判断する人もいるでしょう。
逆に、100人中15人がEdgeなら、対応しておきたいという人もいるでしょう。
ここら辺は個人の判断によりますが、私は嫌だったし、一つの経験として、報告してみました。
Edgeに著作権侵害を報告する方法まとめ
- Edgeに著作権侵害を報告する方法は記事内の通り
- Edgeは検索エンジンが異なるため、著作権侵害を報告する場合、Googleとは別に手続きが必要
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